赤提灯はなぜ酒場の定番?理由や効果を解説|提灯の名入れから販売は専門店にお任せ下さい!店舗看板やお祭りちょうちん・イベント用まで幅広く激安にて特注作成いたします。オリジナル製作のご相談はお気軽に。

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赤提灯はなぜ酒場の定番?理由や効果を解説

赤提灯はなぜ酒場の定番?理由や効果を解説

多くの日本人が身近に感じる提燈といえば、酒場や屋台の入口に吊るされた赤提灯。
柔らかい明かりが灯る赤色の提灯を見ると、美味しいお酒が飲みたくなったりお祭りのようにワクワクしたりする人は多いことでしょう。
酒場以外でも寺社やイベント会場など様々な業種の店で見かける赤提灯ですが、なぜ酒屋の定番になったのか、そもそもなぜ日本に広まっていったのかご存じですか?

今回はオリジナル提燈を激安価格でプリント製作する通販店の「提灯卸問屋」が、赤提灯がなぜ酒場の定番になったのか、その理由と歴史について解説します。

目次

なぜ赤提灯が世の中に広まったのか

ちょうちんが屋台や店の照明として普及したのは、江戸時代の頃と言われています。
江戸の町には多くの提灯問屋があって、白色の提灯に黒い文字を名入れして販売するのが一般的でした。
もともと白色のちょうちんが普及していたというのに、なぜ赤提灯が世の中に広まったのでしょうか?

赤提灯は江戸時代からの販促アイテムだった?

居酒屋の赤提灯

赤提灯が日本人に広まった理由は諸説ありますが、江戸時代にとある大衆向けの飲み屋がきっかけで広まったという説が濃厚です。
当時の酒場は、白色の和紙に黒色文字が名入れされた提燈を照明器具に使っていました。
そんななか商売がうまく行かない1軒の飲み屋が、他店より目立つためにちょうちんの和紙を赤色に塗り始めたのです。
すると、狙い通り赤提灯は他店よりも目立つ特注看板となって商売繁盛をもたらし、他の店もそれを真似して赤提灯を吊るし始めたといいます。
赤提灯は、集客を狙った販促アイテムとして江戸時代から使われていたみたいです!

酒場のイメージが定着したのは戦後

思い出横丁提灯イメージ

昭和になると、闇市に起源をもつ新宿西口の思い出横丁の飲み屋街で、赤提灯が広まりました。
看板よりも格安価格で制作できる赤提灯は、戦後の貧しい時代でも比較的調達しやすかった事でしょう。
店の看板代わりに吊るされた赤提灯の優しい灯りが、焼け野原から再生へ向かおうとする人々の心を励まし、憩いの場所を作ったのです。
戦後の飲み屋街から赤提灯=酒場のイメージが定着し、今では居酒屋のことを赤提灯と呼ぶ人もいます。
懐かしさと日本らしさを感じさせる赤提灯は、最近では「昭和レトロ」を味わえると若い世代や外国人観光客にも人気。
居酒屋や焼き鳥屋といった酒場だけではなく、イベント会場の装飾や寺社仏閣へ奉納する御神灯用などにも、赤提灯がオーダーメイドされています。

なぜ赤提灯は人を惹きつけるのか

赤提灯が人を惹きつける理由には、赤色が持つ心理的な効果が影響を及ぼしているそうです。
なぜ赤提灯は多くの人の目に留まるのか、その理由には下記のようなものが挙げられます。

赤提灯は誘目性が高い

祭装飾用赤提灯製作実績

赤色は見つけやすさの度合いを示す誘目性が高く、スーパーの値引きシールやセール広告にも用いられる色です。
そのうえ、赤色は進出色の1つ。進出色とは実際は遠くにあってもまるで近くにあるように浮き出て見える色のことで、店舗看板に赤提灯を活用すると、通行人が店舗の存在に気づきやすくなります。

赤提灯は行動を促す

店頭装飾用赤提灯製作実績

心理学の観点において、赤色は行動力を促すパワフルな色とされています。
赤提灯が視界に入ることで、見る人の脳を刺激し「あの店に入ろう!」と行動を起こすきっかけを与えるのです。
寄り道か悩んでいる時に赤提灯が目に留まると、それがきっかけで行動の決心がついて入店してもらえるかもしれません。

赤提灯は食欲を刺激する

メニュー名の名入れされた提灯

飲食店の装飾に作成されることが多い赤提灯。
実は色の心理効果を踏まえると、赤は飲食店との相性が抜群な色です。
赤は脳内の空腹中枢を刺激して空腹感を感じさせる色なので、メニュー名が印刷されたオリジナル赤提灯は客の食欲を促進させる働きを持っています。

赤提灯は酔った人が引き寄せられる

歓楽街の赤提灯イメージ

酔っぱらった人が無意識に引き寄せられてしまう色は、赤色なのだそう。
赤提灯は居酒屋の代名詞的存在ですので、提燈を見ただけで2軒目、3軒目と梯子したくなる人も少なくないのではないでしょうか?
また、酔って赤くなった顔を赤提灯が隠してくれるから、居酒屋の名入れちょうちんは赤い・・・というユニークな説もあります。

赤提灯は火を連想させる

中国の紅灯|雷門の提灯

提灯が生まれた中国、そして室町時代以降に中国から提灯が伝わった日本では、昔から赤色は火を連想させる色として神聖なイメージを持っています。
例えば中国で春節に飾る丸型の赤提灯・紅灯は、昔の人々が火を崇拝していた名残から赤色になったそうです。
日本においても、浅草寺に納められている雷門の大提灯は、提灯そのものはライトアップさせないものの、巨大な赤提灯はまるで煌々と輝く灯火を表現しているかのよう。
赤色は火を彷彿とさせるからこそ、赤提灯には人を惹きつける火のような神聖さや輝きがあるのです。

まとめ

江戸時代の酒場から誕生したと言われる赤提灯は、先人の知恵によって生まれた歴史の長い販促アイテムです。
戦後の暗い時代には人々の憩いの場の目印となって、その名残が令和になった今でも受け継がれています。

歴史的な観点からだけではなく、心理学の観点からも赤提灯に人の心を動かす効果があるとは驚きですね!
飲食店やお祭り、神社など、街中で赤提灯を見かけた際は、改めてその集客効果や存在感に注目してみて下さい。

経験豊富な専門スタッフがお客様をサポート致します。

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