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一般的な家紋プリントの種類
オリジナル提灯を製作する際、名入れと共にプリント印刷される事の多い家紋は、現在分かっているだけでも2万種ほどあるとされ、それぞれに意味を持った模様を組み合わせ作成された、古くから伝わる印です。下記は、そんな家紋の一般的に良く知られたデザインになります。
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- 丸に違い矢
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矢紋はその昔、武士を表した弓矢取りからも推測出来る様に、武家にとても親しまれた模様で、大変良く見掛けるデザインです。
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- 丸に違鷹羽
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鷹の羽根は、武人を象徴する模様で、多くの一族に好まれました。非常に力強い鷹の羽根を違える事で、提灯にも迫力を与えます。
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- 丸に横木瓜
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鳥の巣を図案化した模様ですが、胡瓜の切り口と言う説が浸透しており、柔らかく伸びやかな姿で、提灯にプリントされます。
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- 丸に花菱
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角張った形の割菱も有名であり、非常に古い模様です。中でも花菱紋は、伊勢神宮や住吉大社の神紋としても親しまれます。
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- 丸に桔梗
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桔梗紋は、吉を意味する模様で、土岐氏やその流れを組む、明智氏が用いた事でも知られ、その一方で、女紋としても知られます。
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- 丸に橘
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橘は蜜柑の原種としても知られ、日本にある、十大家紋と呼ばれる家紋の中の一つに数えられます。多くの一族に使われています。
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- 丸に五瓜に唐花
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五瓜に唐花紋は、京都にある矢坂神社の神紋としても知られ、また成り立ちに違いがあるとされますが、織田紋としても知られます。
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- 丸に左三階松
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松は昔から、縁起が良い物として扱われ、この三階松は甲斐の国の豪族、三枝氏の家紋として一般的には、知られています。
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- 丸に三葵
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一般的な認知度は、最も高い家紋だと思われる模様で、別名徳川葵とも呼ばれ、江戸時代では、権威を表した家紋とも言えます。
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- 丸に並鷹羽
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鷹の羽根は非常に人気の家紋であり、それが証拠に日本十大家紋の一つに数えられ、多くの組み合わせで作成された家紋です。
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- 丸に抱茗荷
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茗荷は日本原産の植物であり、邪気を払う草花としても知られ、縁起の良さを担いで、製造された家紋だとされています。
家紋入り提灯の歴史について
その家に代々受け継がれてきた家紋と言う模様は、昔から、歴史や伝統を重んじてきた日本人の一人一人の由緒を教えてくれる印であり、文化です。
そうした家紋は盆提灯や仏具などに入れられた事で、着物やのれん、袢纏法被などの様々な生活品の中にも描かれる様になりました。
そして現代、家紋の使われ方にはまた一つ変化が生じています。それは、飲食店や居酒屋、焼き鳥屋等の店舗様が、オリジナル製作される提灯に店名や屋号を名入れし、家紋をプリントして、看板の様に店先にぶら下げ、販売促進や宣伝広告に活用されている光景を良く目にします。
また、お祭りや花見、花火大会などの協賛企業を紹介する特注オーダーちょうちんにも、企業名や奉納者名と共に家紋が印刷されています。
歴史の移り変わりと共に、提灯に印刷される家紋は、その使用頻度を高めている様に感じられ、古き伝統を大切にする国民性の表れかもしれません。
これから、オリジナル格安提灯の製造を行われるお客様が、デザインの中に家紋を添え置く事をお考え頂けましたら、嬉しく思います。
なお、提灯の激安制作及び、名入れや家紋プリントに関してなど、ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。