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和紙ちょうちんの「油引き」
こちらでは、提灯の特注オーダー制作が行われる際に施される防水加工、油引きの長所と短所、そして注意点をお伝えします。
和紙製のオリジナル提灯を製作する際、簡易的な防水を施す場合に行われるのが、油引きと呼ばれる作業をオプション加工として施す事が可能になります。
油引きとは、非常に水分に弱い和紙で出来ておりますちょうちんに対して、一時的な防水効果を持たせる為に表面に油を塗ります。
しかし、あくまでも提灯製造に使われる和紙に加工を施しますので、完全な防水と言う訳には行きません。
その為、和紙提灯は出来る限り水分が付かない様、併せて「ビニールカバー」を装着しましたり設置環境や使用方法をご検討頂きたく思います。
油引き和紙提灯のメリットとデメリット
メリット
- 簡易的な提灯への防水力
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オリジナル提灯の激安作成を行う際、油引きを施す事で、生活防水程度の水気ならば防ぐ事が出来ます。それは急に降ってきて、急きょ屋外で販売業務を行っていた場合、気付かない様な多少の雨にも対応する事が可能です。
- 独特な堤燈の雰囲気
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油引きを施して、特注でのオーダー製作されたちょうちんは、長い間、ご使用頂く事で、プリントや名入れ印刷では表現する事が出来ない、全体的な色合いの変化と醸し出される落ち着きや趣などが生まれます。
デメリット
- ちょうちんの耐久性
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油引きを行わない格安提灯の方が、耐久性が高くなります。更に、取り外しを出来る限り行わず、一定の場所に常設する事で、より長くお使い頂けます。納品後2~3週間ほど、室内で陰干しして頂く事もオススメ致します。
- 提灯の防水性
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油引きちょうちんはあくまでも、生活防水レベルなので、完全防水ではございません。その為、屋外にてご使用になる際は、出来る限り専用のビニールを被せ、ご使用頂く事をオススメ致します。
- 【提灯を保管する際の注意事項】
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油引きちょうちんなので、必然的にアブラムシなどが付着しやすくなります。そこで、保管される際には、一般的に販売されております防虫剤を中に入れ、新聞で包んで保管する事をオススメ致します。
油引きを施しましたオリジナル提灯には、上記の様な長所と短所がございます。実際に特注品の製造をオーダーされる際は、可能な限り、お客様の状況に合わせまして、最適な製作方法をオススメさせて頂きますので、一度、ご使用になられる予定の状況や期間、目的などを含めまして、お気軽にご相談頂けましたら、幸いです。
なお、店舗看板用としての制作、お祭りや花見に活用するぼんぼり提灯、結婚式の席札、イベント装飾と言った、通販だからこその豊富な種類の作成販売が行えますので、気になるお品がございましたら、製造などに関してお気軽にお問い合わせ下さいませ。